相続にお悩みの方必見!世代別死亡保険金の目安は?

死亡保険金の目安設定は、遺された家族の生活に関わる大切な決め事です。

低く設定しすぎて生活に困窮する遺族を見るのもイヤですが、高く設定しすぎて「争族化」するのも避けたいトコロ。一家を守る家長としては、とても頭を悩ませます。

そこで今回は、死亡保険金の目安設定や世代別の特徴をご紹介。これらの問題に対して参考にしていただければと思います。

必要な補償額を導く公式!

実は必要な死亡保険金の導き方には、「公式」が存在します。

まず遺族が必要となるお金を算出し、そこから遺族が自身で稼ぎ出せるお金を引いた金額が、「ご自身の目安となる死亡保険金」です。

死亡保険金の目安となる公式
 〇 遺族が必要とするお金 - 遺族が自力で得られるお金 = 必要保障額

「遺族が必要とするお金」とは?

死亡保険金は遺族の生活を保護することを目的にしたものです。

そのため、必要な保障金額を導くときは、まず「遺族の経済状況」を整理するところからはじめましょう。

特に注意したいのは、お子様が未成年の場合です。通常必要となる「衣住食」に加えて、数々のサポートを必要としています。

未成年に求められる費用の代表例
〇 成人までに必要な進学教育費用
〇 就職や結婚などの慶事 に必要な費用
〇 七五三や端午・桃の節句などの儀礼的費用

「遺族が自力で得られるお金」

遺族に必要なお金を、全て死亡保険金で賄う必要はありません。

特に共働き家庭の場合では、遺族が自分自身で生活を支えるので、必要な死亡保険金は相対的に下がります。保険金を抑えたい時は、収入分を差し引くのも1つの手です。

また、社会保障の薄さが叫ばれる日本ですが…実は様々な公的扶助制度が存在します。ここで全てご紹介することはできませんが、代表例を確認しておきましょう。

公的保険・民間保険の代表例
〇 遺族基礎(厚生)年金 … 遺族に支給される年金
〇 寡婦年金  … 条件を満たす妻に支給される年金
〇 団信加入住宅の債務 … 住宅債務は死亡時に一括で返済される

ライフステージで変化

死亡保険金の目安額は、年齢を重ねるごとに下がります。

あくまで一般的な例ではありますが…

〇 未成年だった子供の経済的な自立
〇 介護が必要だった両親との死別

などなど、時が経つほどに自身が負担すべき金額は減少します。必要に応じて「今かけている保険商品の見直し」も有効な目安設定の1つです。

死亡保険金は資産運用という側面も有しているので、目安額の設定にお悩みの時は、専門家や専門機関への相談をオススメします。

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