相続の手続きを相談したい!相続問題は誰に相談するべき?

相続というのは、意外とわからないことも多く、困ってしまうことでしょう。
しかし、どうしたらいいのかを知りたい場合でも、誰に聞いたらいいのかわからないという人も結構多いようです。
今回は、そんなときに、相談するべき専門家について、紹介しましょう。

相続の相談は誰にする?

相続の相談をするなら、誰がいいのでしょうか?
身近に相続を経験した人がいれば、その人に聞くことができるかもしれません。
しかし、そういった相手がいない場合はどうしたらいいでしょうか?

まず、相続に関する相談の専門家としては弁護士が真っ先に思い浮かびます。
また、相続税の関連で思い浮かぶ相手としては、税理士が思い浮かびます。
それ以外にも、行政書士や司法書士に思い当たる人もいます。
また、手続きなどについては役所、もしくは金融機関に相談することもあると思います。
しかし、この中の誰に相談したらいいのでしょうか?

実際のところ、それぞれに専門の分野が異なるため、相談内容によってはその相談する相手を選んだほうがより正確なアドバイスを得ることができるでしょう。
また、専門外の場合でも、どこに相談したらいいのかを教えてもらうことができます。

それでは、それぞれどういったことが専門なのか、という点について紹介していきます。

それぞれ専門は異なる

まず、弁護士というのは法律の専門家です。
法律に関して相談するなら、どのようなことでも弁護士に相談すれば間違いはないでしょう。
ただし、弁護士だからといってなんでもいいわけではなく、それぞれ専門があります。

分かりにくいかもしれませんが、すべての弁護士がすべての分野に通じているわけではありません。
医師と同じで、全般的に対応はできるものの、やはりそれぞれ専門分野や得意な分野があるのです。

例えば、専門が離婚問題の弁護士や、借金問題の弁護士がいます。
その中に、相続が専門の弁護士もいます。
特に得意な分野がある弁護士は、看板やホームページなどでアピールしていることも多いので、その中から相続問題を得意にしている弁護士を探して相談すると、スムーズに話が進みやすいでしょう。

弁護士に相談というと、大仰な気がして敷居が高い、と感じる人も多いでしょう。
そういった人は、相談相手として税理士を選ぶことも多いようです。
税理士は、事業主などにとっては確定申告等でお世話になることも多いので、相談するのに心理的な抵抗も少ないでしょう。

税理士はあくまでも、税金の専門家です。
そのため、一般的な相続問題にはあまり力になれないことも多いでしょう。
ただし、相続税の納付についての相談や、相続税を抑えるための相続方法についてなどであれば、相談に乗ってもらうことができるでしょう。

法律に関しては、行政書士に相談する人もいます。
行政書士の仕事は、契約書や役所関係の書類などを代わりに作成することです。
ですから、実のところ法律の相談などは専門外なのです。
個人的に相談を聞いてくれることもあるかもしれませんが、弁護士とは違って代わりに手続きをすることなどはできないのです。

最後に司法書士ですが、司法書士は不動産の登記を専門としています。
相続する財産の中に不動産があり、その登記に関しての相談などは可能ではあるものの、どう分割すればいいかなどは専門外となります。
また、遺言書の内容を確認する場合や相続放棄の場合などに、書類を代行して作成してもらうことも可能です。

相続の相談ができそうな相手というのは、それぞれ専門分野が異なります。
最も広く対応してくれるのが弁護士なので、悩んだ時はとりあえず弁護士を探せば問題ありません。

まとめ

相続について、難しい問題がある場合などは誰に聞いていいか困る場合もあるでしょう。
相続について相談する場合、まず間違いがないのは弁護士でしょう。
それ以外にも、行政書士、司法書士、税理士などに頼るイメージがありますが、それぞれにできることや専門分野が限定されるため、相談内容によっては専門外となるでしょう。
弁護士も、初回の相談だけなら気軽に聞いてくれることが多いので、一度足を運び、相談してみましょう。

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