相続について相談するなら司法書士がいい?その理由は?
相続について悩んでいても、誰に相談したらいいのかわからない、という人も多いと思います。
相続というと、なんとなく弁護士を思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし、相続について相談したいのであれば、まずは司法書士がおすすめです。
その理由とは、何でしょうか?
司法書士の仕事とは?
司法書士といわれても、頭にハテナが浮かぶ人もいるでしょう。
司法書士そのものを知らない、という人は少なくありません。
司法書士の仕事がどういうものか、について解説します。
司法書士は、様々な書類を作成することを代行するのが仕事です。
特に、法務局に提出する書類や裁判所に提出する書類などの作成をする際に、代理人として作成から提出まで行ってもらうことができます。
司法書士の仕事の中で最も知られているものといえば、不動産の登記です。
相続や売買などで不動産の所有者が変わった際は、所有者移転登記などを依頼したことがある人も多いでしょう。
最近では、認知症などで判断能力を喪失した高齢者が財産の管理などを依頼する、成年後見制度の利用に関しての支援を行っていることでも知られています。
簡単に言うと、法律に関する様々な手続きを代行してくれるのが司法書士です。
相続についての相談なら、司法書士がいい理由というのは何でしょうか?
理由の一つとしては、司法書士が最も活躍するのが相続の時だということがあるのですが、それだけではありません。
より詳細な理由を考えてみましょう。
司法書士へと相談する理由は?
司法書士へと相談したほうがいい理由として、まず法律に関しての専門家だという点があります。
特に生活に関連した法律については、司法書士の得意分野です。
また、不動産に関しての実務については、司法書士の専門分野です。
不動産の登記については司法書士へと依頼するものという認識があるので、相続はもちろん売買や贈与の際も、依頼することが多いでしょう。
特に、相続する財産の中に不動産が含まれている場合は、是非司法書士へと相談しましょう。
相続には様々な手続きが付随するものですが、その手続きも多くの場合司法書士へと依頼されるため、司法書士は最後まで相続問題に付き合う立場といえます。
特に相続の手続きの中には、時効が存在するものもあるので、その期限などを意識して問題を解決するには司法書士が最適といえます。
また、相続登記に必要な書類というのは、戸籍などその大部分がそれ以外の手続きにも必要となります。
司法書士ならその手続きの多くを代行してくれるので、同じ書類を何度も集める必要がなくなるので、効率よく手続きを進めることができるでしょう。
相続の仕事が多い司法書士は、必然として相続関係に強い専門家とのつながりも増えます。
相続に詳しい税理士や不動産業者の判別は難しいのですが、司法書士なら相続に詳しい専門家を知っているのです。
このような理由から、相続についての相談はまず司法書士を選ぶべきといえます。
特に弁護士などに知り合いがいるならともかく、違うならまずは司法書士へと相談して、無理なことだけ他のところに相談したほうがいいでしょう。
まとめ
相続の悩みを相談する場合、最初は司法書士に相談しましょう。
司法書士が行う仕事の多くは相続に関連したものなので、最も詳しい可能性が高く、司法書士にとっても相続関連の仕事が大きなウエイトを占めているので、真剣に取り組んでくれます。
また、たとえ業務の範疇を超えている場合でも、その問題に対処できる相続に詳しい税理士などを紹介されるので、多くの問題が解決することとなるでしょう。