相続人が必ず行うべき、被相続人の負債の確認について

   

相続人が相続を進める際は、必ず被相続人における相続財産の確認を行います。
ただ相続人は、相続財産の確認だけでなく、負債の確認も忘れてはいけません。
したがって今回は、被相続人が亡くなった後、相続人が必ず行うべき被相続人の負債確認の流れについて解説します。

相続人が行う被相続人の負債確認の流れ①確認までの待機期間を決める

被相続人が亡くなったら、相続人はまず被相続人の負債の確認までの待機期間を決定しましょう。
待機期間の目安となるのは、被相続人が亡くなってから大体2ヶ月程度です。
なぜかと言うと、被相続人が亡くなってから2ヶ月程度経過すれば、被相続人の負債の大部分が明確になるためです。
負債は毎月返済するものがほとんどのため、その2ヶ月の待機期間の間に、金融機関などさまざまな場所から負債の返済に関する通知(請求書や催告書など)が届きます。

相続人が行う被相続人の負債確認の流れ②届いた通知をチェックする

被相続人に負債がある場合、上記の待機期間の間にさまざまな通知が届きます。
それらの通知を、1つ残らず細かくチェックしましょう。
また被相続人の通帳において、金融機関と見られる名義から引き落としがされていないかどうかもチェックするべきです。
ただ被相続人が負債を完全に放置していたり、住所の変更手続きをしていなかったりする場合、すぐに金融機関などからの通知が届かない場合があります。
したがって相続人は、負債の有無を深く調べるために、“信用情報機関”に問い合わせをすることをおすすめします。
信用情報期間には、金融機関やクレジット会社、消費者金融の顧客データが保存されているため、被相続人の名前で問い合わせをすれば、負債の有無を細部まで確認できます。

相続人が行う被相続人の負債確認の流れ③他にも負債がないか確認する

上記の流れで被相続人の負債を確認したら、次はそれ以外にも負債がないかどうかを確認しましょう。
“負債=借金”というイメージが強いかもしれませんが、実はそれ以外にも負債はあります。
それは、被相続人が亡くなってしまったことによって、“滞っている支払い”です。
滞っている可能性がある支払いには、公共料金や商品の定期購入代金、生命保険料などが挙げられます。
もしそのまま契約を引き継ぐ場合は、契約先に連絡すれば、どのように対応すればいいのかアドバイスをしてくれます。
また解約する場合は、滞っている支払いがないかどうかを聞き、それを清算してから解約することになります。
ただ被相続人が亡くなってしまったことで滞っている支払いは、なかなか相続人から調べるのが難しいため、基本的には通知が届いてから対処することになります。

相続人が行う被相続人の負債確認の流れ④親族や友人に確認する

相続人が被相続人の負債を確認する際、親族や友人に対して、被相続人の負債がないかを聞くことも忘れてはいけません。
つまり被相続人の親族や友人に、“被相続人から返済されていないお金はありませんか?”と質問するということです。
このとき注意したいのは、もし“返済されていないお金がある”と名乗り出た親族や友人がいても、すぐに返済したり、安易に“返済します”と回答したりしないということです。
本当に被相続人から返済されていないお金があるかどうかは、借用書を確認するまでわかりません。
したがって、名乗り出る人物がいる場合、まずは借用書のコピーを送付してもらい、内容を確認してから対応しましょう。

まとめ

相続人が必ず行うべき、被相続人の負債の確認について解説しました。
相続人が被相続人の相続財産を引き継ぐ場合、それと同時に負債も引き継ぐことになります。
したがって、被相続人の負債がどれくらいあるのか確認するというのは、非常に大事な作業なのです。
しっかりと段階を踏んで、少しずつ確実に負債の有無を明確にしていきましょう。

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