家族円満!【相続】トラブルを防ぐための9つの防止策とは

家族関係の疎遠化に伴い、相続トラブルに巻き込まれるご家庭が増えています。

「ウチには争うような財産は無いから大丈夫」とお考えの方もいらっしゃいますが、実際に財産が全く残らないご家庭は非常に稀。

また、親の気付かないところで、兄弟間に溝が生まれているケースも少なくありません。

そこで今回は、相続トラブルを防ぐための〇つの防止策を紹介。事前にトラブルの芽を摘み、円満過程を目指しましょう。

防止策1:遺言を書いておく

遺言は法的な効力をもつ大切な書類です。

遺産は言わば「持ち主のいない財産」であり、そのまま放置することは争いの火種でしかありません。遺言はこの財産が誰のものなのかを決める、最後の意思。

財産の帰属先を定めることで、争いを防ぐことが可能です。

防止策2:家族会議を開く

最もお手軽かつ円満に解決する方法です。

ご自身が元気なうちに会議を開き、誰が財産を継ぐのかハッキリさせておきましょう。遺言と違いお互いが議論を重ねることもできるため、家族全員が納得しやすい方法です。

防止策3:遺留分に配慮する

遺留分は、相続トラブルが熾烈になる原因の1つです。

特に遺言で「特定の誰かに相続させたいorさせたくない」と記す場合、この問題を避けて通ることはできません。

もっとも、あまりにも偏った内容の遺言自体、トラブルを招く要因です。特定の人物に気持ちがある場合も、遺留分に配慮した相続を行うべきです。

防止策4:不動産に注意する

相続トラブルの大部分は、不動産により生じています。

金銭や有価証券は相続分に応じて分割できるものの、不動産はそう簡単にはいきません。

特に持分の共有は次の代まで争いが及ぶ原因なので、現金資産を増やすなどの対策を講じることをオススメします。

防止策5:元配偶者の子などの整理を付ける

元配偶者との間に生まれた子にも、相続権はあります。

もちろん、この権利は今の家族にとって好ましい要素ではありません。と言って、元配偶者の子が自身の権利を手放すとは限りません。

こうした事情を無視したままでいると、のちのち大きなトラブルに見舞われることも。隠し子など、今の家族が知らない事情に関しても同様です。

こうした問題に整理を付けることも、トラブル防止策の1つです。

防止策6:専門機関を利用する

最近は相続を得意とする専門家や専門機関も増えており、積極的に活用する方が増えています。

一般的な法律相談は、相続の法制度に対する相談を受け付けるだけで、個別の事情に深く踏み込むことはありません。

しかし、多くの事例を手掛けてきた専門機関は、過去の事例や実績に基づき、ご自身にとっての最適解を導いてくれる組織です。

困った時は、専門機関へ相談してみるのも良いでしょう。

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