相続が長期化してしまう主な理由について解説します

   

被相続人の財産を相続する際は、被相続人と相続人の両方が適切な準備をし、適切な手順で進めていけば、それほど長期化することはありません。
ただ実際は、相続が長期化してしまうケースが散見されているのが現状です。
では相続が長期化してしまう主な理由には、一体どんなことが挙げられるのでしょうか?
詳しく解説します。

相続が長期化してしまう主な理由①法律の知識が必要になる

相続が長期化してしまう主な理由には、法律の知識が必要になるということが挙げられます。
相続は法律に従って行われるもののため、民法等の法律の知識は必要不可欠となります。
これは財産を相続する相続人はもちろん、財産を引き継がせる被相続人にも言えることです。
相続人が相続を開始してから法律の知識を身に付けようと思うと、当然知識を持っている状態からスタートするよりも、相続が長期化してしまいます。
また被相続人に法律の知識がない場合、作成された遺言書などに不備が見つかり、その不備が原因で相続が長期化することも考えられます。

相続が長期化してしまう主な理由②相続財産の範囲がわかりにくい

相続が長期化してしまう主な理由には、相続財産の範囲がわかりにくいということも挙げられます。
ずっと被相続人の身の回りの世話をしてきた相続人ならまだしも、それ以外の相続人にとって、被相続人の財産がどれくらいあるのかというのは、見当も付かないでしょう。
またそれらの相続人の中には、“被相続人の世話をしてきた相続人が財産を隠しているかもしれない”と疑いの目を向けてしまう方もいます。
遺言書が作成されているケースであればまだいいのですが、相続人同士の協議で遺産の分け方を決める場合は、上記のような理由で相続が長期化してしまう可能性があります。

相続が長期化してしまう主な理由③複雑なパターンが多い

複雑なパターンが多いというのも、相続が長期化してしまう主な理由と言えます。
相続には、夫と妻、子どもだけで行われる一般的なパターンもあれば、ほとんど面識のない人物同士が相続人となるパターンもあります。
例えば、被相続人に前妻と後妻がいる場合は、前妻と後妻、そしてそれぞれの妻の子どもが相続人になります。
ただ前妻と後妻がまったく面識のない人物同士だった場合、意見が合わずに相続が長期化しやすくなります。
相続にはまだまだ複雑なパターンがあるため、意見がピッタリ合うことの方が珍しいと言っても過言ではありません。

相続が長期化してしまう主な理由④負債を引き継がなければいけない

相続が長期化してしまう主な理由には、負債を引き継がなければいけないということも挙げられます。
複数の相続人がいる場合は、被相続人の財産、そして負債の分け方を決めなければいけないのですが、相続人は当然できるだけ負債を引き継ぎたくないと考えますよね。
それが原因で、負債の分け方について揉めてしまい、相続が長期化しやすくなるというわけです。
また被相続人に負債があると、引き継ぎたくないと考える相続人が多いため、相続放棄が行われる可能性も高くなります。
そうなると、1度協議した後にもう1度協議し直さなければいけないケースも出てきます。
また被相続人に負債がある場合、すべての負債を明確にし、引き継ぐ人物を決め、負債を完済しなければ、相続が完了したとは言えません。
そのように考えると、被相続人の負債は相続を長期化させる可能性が極めて高い要素だと言えます。

まとめ

相続が長期化してしまう主な理由について解説しました。
冒頭で、適切な準備と適切な手順で行えば、相続はスムーズに進むものだと解説しました。
もちろんそれは事実なのですが、相続において“完璧な準備”や“完璧な手順”というものは存在しないと言えます。
したがって、ある程度スムーズに進めることはできても、予期せぬ出来事による長期化を避けるのは難しいと言えるでしょう。

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